スウェーデン王室御用達ブランド「ハスクバーナ」をご存知でしょうか?今回は、キャンプで使う手斧としても有名なこのブランドと、同ブランドが手がけるミニマムな手斧「ハイキングハチェット」をご紹介します!
ハスクバーナとは?!
詳しくご紹介する前に、まずはハスクバーナ社について触れておきたいと思います。
今回のご紹介するハイキングハチェットは、正確にはハスクバーナ・ゼノアというメーカーの商品になります。
「ハクスバーナ」と「ハクスバーナ・ゼノア」を調べてみると、同じメーカーだけど少々違うところがあるようです。
まず、「ハスクバーナ社」というのはスウェーデンに本社を置く農林・造園建築機械のメーカーです。
その歴史は古く、1689年にスウェーデン王室御用達の銃のメーカーとして設立をしたそうです。
その後はミシン、自動車、オートバイなどの製造を次々に行なうようになり、1959年チェーンソーなどの農林・造園部門の製造も開始するようになったそうです。
ハスクバーナゼノア社とは
2006年にハスクバーナが日本のメーカー「コマツゼノア」という会社の農林機器部門を買収し、2007年に「ハスクバーナ・ゼノア」としてのブランドが誕生しています。
Amazon の商品名を見る限り、今回ご紹介する「ハイキングハチェット」は、「ハスクバーナ・ゼノア」の商品ということになると思います。
調べた情報によると、ハスクバーナ社はスウェーデンに本社がありますが、ハスクバーナ・ゼノア社は埼玉県の川越市に本社を置いています。
そして、この製品自体はドイツ製のようです。
ただし、タグには1689年に設立されたようなことが書いてあるので、基本的に「ハスクバーナの手斧」だと思って間違いないですね。
ハイキングハチェットを色々な視点でチェック
ハスクバーナの手斧には、こんなに小さくて可愛いものがあるんです。
同じブランドの38cmのものと比較しても大きさが全く異なります。
めちゃくちゃコンパクトなのに本格的な質感をまとっていてワクワクしますね。
それでは、オシャレなこの手斧「ハイキングハチェット」を色々な視点で見ていきます。
ハイキングハチェットのスペックをチェック
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ハイキングハチェット見た目から細かくチェック
とてもオシャレなので、ファッション的な要素を取り入れてキャンプ用品として作られた手斧なのかと思えば、本格的に農林造園機器をつくってきた歴史あるメーカーの製品です。
だからこそ、この実用性を兼ね備えた本格的な雰囲気があるんですね。
木目はヒッコリーだそうですけどいいですね。
シースもいいなぁ。使い込むと本当に味が出てきそうだ。
シースを開けます。
とても重厚感がありながらミニサイズで可愛いとも言えるんですが、そこに本格的な質感。
私にとってみたら、十分上質なオーラを放っています。
「ハイキングハチェット」という名前の通り本当に小ぶりなんですよね。
ただ、このクラシカルなデザインは決しておもちゃのようなものではなく、本格派の手斧なんだなという感じが伝わってきますが、握った感触もとてもいいですよ。
このカーブした形もですが、とても立体感があって握るとものすごく手になじみます。
筆者が持っているものと比較してみます
小さな手斧はいくつか持っていますが、今メインで使ってるのはユニフレームの燕三条のものです。
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これが好きな理由は基本的にコンパクトであること。
そして筆者が行う「薪割りの形」では十分実用的に機能してくれていて、さらに小割をポキポキ折る等プラスアルファの便利機能もあるのですごく好きです。
しかし、ただ斧として一般的に見てどうかって言われると、「手斧を買うならコレだよ」って勧められるものではないと思います。
厚みもナイフに毛が生えた程度ぐらいしかないし、斧でよく連想するような太い丸太をぱかんと叩き割るような作業には向いてないかなと思います。
でも、筆者は主に横に置いて歯を食い込ませていって割くように割ることが多いんですよね。
そして、細く割いた薪を凹みに入れてパキッと折るのが楽なのですが、筆者の使い方だとこれはとても重宝しているし基本的にはミニマムな装備が多いのでそれに合っているということです。
グリップも滑りにくいしこの形状も指の掛かりが良くてとてもいいなと思っていますが、「ハイキングハチェット」を持った時のいいなという感じは全然また質が違いますね。
見て触ってるだけでちょっとうっとりします。
クラシカルな手斧は今まであったと思いますが、筆者はあまり高い刃物は買ったことがなく、自分が持っている中で一番高いのはモーラのガーバーグ9,000円くらい。そしてユニフレームのものも5,000円台です。
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今回のハイキングハチェットのようなクラシカルな見た目で小さな手斧は、お値段的に筆者のような不器用な奴が持つにはうーんと思って躊躇したりしていました。
このハスクバーナもめちゃくちゃ安いということはないと思いますが、ただ歴史あるブランドでこの見た目の造りでシースもとてもしっかりしているので、これで7000円台なら私はいいなと思って買ってしまいました。
一本一本の木目の具合が違っており、そういうところもハイテク系のギアとはまた違った良さがあるなと思いますが、筆者がオリジナルで作ったハンマーもヒッコリーなので、ツートンカラーになったり等一つ一つパターンが違ってくるのは天然素材ならではの何とも言えないよさですよね。
実際の使用方法を考えます
さてこれをどう使うかということを考えると、基本的にはユニフレームと同じような感じになるのかなという気がします。
大きな丸太のような木をパカーンと叩き割るのはこのサイズでは到底厳しいと思うので、本格的に割るならばもっとリーチの長いものでしっかり姿勢を整えてパカーンと割るのでしょう。
しかし、私の使い方だと基本的にはキャンプ場で買うある程度細くなっている薪をさらに割って折ってという作業に使うくらいなので、いけるんじゃないかなと思います。
出したばかりの新品の状態でそこまで切れ味が良いわけではないですね。
サイズが小さいので、これでフェザースティックを作ってみようかなと思う人はしっかり研いだ方がよさそうです。
あとは細かい錆が浮いてたりするのでクリーナーで綺麗にしたり錆止め油を使ったりしたほうがよさそうですね。
ヘッドの上部の仕上げも、値段の高いものだとキレイになっているのかもしれません。
ただ、耐久性で言うと、38cmのものはかなり使いましたが接合部にガタがくるってことは全然ないので、丈夫な作りはしてるんじゃないかなと思います。
私にはこのハスクバーナでも十分な代物です。
すごく太くて硬い薪は、以前購入したキンドリングクラッカーが安全で楽しさもあるしいいかなと思います。
もちろん、慣れている上手い方は、もっと大きな本格的なものもしっかり扱えると思いますが、私が普段やってる薪割りだとこのくらいが重宝するんです。その割にめちゃめちゃ上質な手斧が手に入ったなということで、ワクワクしかしていません。
まあ24cmということで自分のギアケースに入ると嬉しいなと思います。
ここに手斧を入れることが出来てこれはこれでロマンチックな感じにはなったなぁ。
これで普通に収納できます。こんなポーチに入るサイズでこんな本格的な手斧が買えてしまいました。
また、こういう手斧はグリップやパラコード巻いたりとカスタムする方も多いかなと思いますが、とりあえずこのままで使っていこうかなと思います。
肌触りも好きです。
確かに斧のことを何も分からない時に買って使ってた38cmタイプは、「叩き割る」という作業をしていたので、やはり持ち手がかけてきてしまっています。
ここまで酷くなった後にコードを巻いた方がいい等を教えてもらったので、ハイキングハチェットも使い方によってはそういうことも考えるかもしれませんが、今のところはこのままの見た目と肌触りで楽しんで使っていきたいなと思います。
初めて手斧を買う方へ。諸注意
初めて手斧を買いたいという方もいるかもしれませんが、しっかり予習と練習をやってくださいね。
薪を支える方の手にしっかりした手袋するのは絶対。
薪をもったまま叩いたり、危ない姿勢のままやってすっぽ抜けて自分の方に刃が入ってしまったりとか、その使う刃物に全然合ってない薪を無理やり割ろうとしちゃったり。
ナイフももちろんですが、斧は一歩間違えるととてつもない大事故になるので、初めて購入検討される方は使い方と練習をくれぐれも慎重にしていただきたいです。
ぜひ、安全対策をしっかり学んで練習してから行ってもらいたです!
ハイキングハチェットを実際に使用してみましょう
それではハイキングハチェットを実際に使ってみたいと思います。
私がよくやるのは薪を横にしてこのまま叩いて食い込ませるやり方です。
そして、割くように割っていくと比較的簡単に細かくできます。
実際に振ってみると、やはりユニフレームよりもヘッドの重みがかなりあって、このままでも割れるような感じがします。
小さいけどユニフレームやワークマンのものとはかなり違います。
真っすぐ振り下ろすと、そんなに力を入れていませんが広葉樹の硬い薪でもそこまで大きくなければ割れます。
割るときに薪を手で持つと外したときに大事故につながってしまうので、くれぐれもそれはやらないようにして、オススメとしてはやはり薪を横にして叩いていくやり方がいいいいかなと思います。
この斧で対応できる範囲なら、少々硬い木でも立てて割ることもできそうです。
小さいので、ユニフレームとだいたい似たような使い方になるかなと思っていたんですが、やはりヘッドの重みが違うし厚みも違うので少し使ってみただけですが、叩いて割る力は圧倒的にハスクバーナの方が強そうです。
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すごいですね。これは薪割りがかなり捗りそう。
思ったよりサクサク薪は割れそうだし、その他の細かい作業をナイフと併用すると使いやすそうな組み合わせなんじゃないかなと思います。
ハスクバーナのハイキングハチェットはミニマムサイズな本格派
いかがだったでしょうか。
ハスクバーナのハイキングハチェット(24cm、500g)をご紹介させていただきました。
ミニマムサイズながらヘッドの重みと厚みもしっかりあって、細かい薪割りの作業には十分機能する便利に使えそうな手斧だなと思いました。
今回も、皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです!
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