倉科カナが「刑事7人」を卒業! 涙のクランクアップで東山紀之がお姫さま抱っこのサプライズ

倉科カナが、テレビ朝日系で放送中の連続ドラマ「刑事7人」(水曜午後9:00)の第1話でシリーズから卒業。クランクアップを迎え、作品への思いを語った。

東山紀之が演じる天樹悠を中心に、深い人間模様とサスペンスフルなドラマが共存する人気刑事ドラマ作品として支持を集めてきた同シリーズ。season8となる今作も、天樹をはじめ、警視庁刑事部新専従捜査班の海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)の7人のスペシャリストが集結し、そこに小瀧望が扮(ふん)する“Z世代”のキャリア刑事・坂下路敏が新たに配属される。倉科は新専従捜査班メンバーの紅一点として、season1から出演してきた。

第1話では、冒頭から新専従捜査班のメンバーがさまざまな衣装に身を包み潜入捜査するシーンがあり、中でも視聴者を画面にくぎ付けにしたのが、環の美しすぎるウエディング姿だった。珍しくおしとやかでしおらしい環だったが、ゲストの我が家・坪倉由幸演じる犯人を前にすると、いつもの強気な一面を披露した。また、今シーズンから路敏に対しても教育係を買って出て、コストパフォーマンスを重んじる路敏に、「汗をかかないで解決した事件など一つもない」と、刑事としての心得を熱くさとすシーンも。そんな環だったが、新専従捜査班メンバーに自らの旅立ちを打ち明けると、メンバーに見送られながら、晴れ晴れと将来を見据えた表情で歩き出した。

クランクアップでは、スタッフの「水田環役の倉科カナさん、全編終了です!」の声とともに、東山から大きな花束を贈られると、倉科の瞳からは大粒の涙があふれ出した。

「朝は実感がなかったんですけど…今は寂しい気持ちでいっぱいです。お世話になって8年間、月日を重ねていくごとに、『刑事7人』が私にとって大切な場所になっていったんだと実感しています。私はこの現場を“ホーム”みたいに思っていまして、キャストの皆さんともスタッフさんとも仲がいいので、初めて実家を出た時よりも寂しさがこみ上げてきます」と大役をやり切った安堵感と、長年共に過ごした現場から離れる寂しさが入り混じった心境を明かした。最後には、東山が倉科を花束とともにお姫さま抱っこするサプライズも。愛にあふれるクランクアップとなった。

倉科は卒業にあたり、「女優として、より前に進めるようにこれからも頑張りますし、また、いつか戻って来たいなと思っています。皆さん、お体にお気を付けて、頑張ってください。長い間、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べて締めくくった。

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