性犯罪被害が増える夏の時期に、被害を未然に防ごうと、護身術などを学ぶ講習会が開かれました。
護身術を見せる警察官
「しっかり手を握って…、両手で。そして、走って逃げる」
不審な人に腕をつかまれたとき、身を守るための護身術です。
警察官
「抱きつかれた場合もどこかの指を1本取ってください。絶対、取れます」
県警による「性犯罪防止講習会」が、広島市の保険会社で開かれました。1年の中で薄着になる夏の時期は、性犯罪の被害が増えるといいます。
広島県警 子ども女性安全安心対策室 門田麻美課長補佐
「県内どの地区でも(被害の)発生がある。どこでも起こり得る」
県警によりますと、去年、広島県内で発生した性犯罪などは約1500件(※高校生以上の女性が被害者となるもの)。そのうち約2割がちかんや強制わいせつなど、体を触られる被害です。
その被害の半数近くは、道路で発生していて、狙われやすいのは歩きながらのスマートフォンやイヤホンで音楽を聴きながら歩いている人だといいます。
参加した人たち
「とっさのときでも実践できるかなと思いました」
「子どもがいるので。“オトモポリス(アプリ)” を使って、新しい情報が入ってくるので使っていきたいと思いました」
大事なのは「わたしだけはだいじょうぶ」と思わずに、身近な場所での犯罪の発生情報を知ること…。県警は、「少しの心がけで被害を未然に防ぐことにつながる」と注意を呼びかけています。