西日本中心に雨多いが蒸し暑い 沖縄・奄美は特に高温 気象庁1か月予報

 気象庁は14日(木)、向こう1か月(7/16~8/15)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われるため、向こう1か月の気温は高い見込み。中でも、沖縄・奄美は、期間の前半は気温がかなり高くなりそうだ。また、西日本は気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は平年並みか多く、平年に比べて晴天が少ない見通し。

 1週目(7/16~7/22) 東・西日本は、気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少なくなりそうだ。沖縄・奄美はかなりの高温が見込まれる。 2週目(7/23~7/29) 気温は西日本で高く、沖縄・奄美はかなりの高温となる可能性がある。もともと暑さの厳しい時期であるため、熱中症など健康管理にはより一層の注意が必要だ。

 3~4週目(7/30~8/12) 全国的に高温傾向が続き、暑さが厳しい見通し。また、全国的に平年と同様の天候が見込まれる。

高温に関する情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 沖縄・奄美は向こう2週間程度は、太平洋高気圧に覆われて気温の高い状態が続き、特に7月20日(水)ごろからの5日間ほどははかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、熱中症対策を進め、健康管理等に注意するよう呼びかけている。農作物や家畜の管理等にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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