和歌山県内6月の倒産は10件

 東京商工リサーチ和歌山支店は、6月の県内倒産状況(負債額1千万円以上)をまとめた。倒産件数は10件、負債総額は2億2千万円だった。

 倒産件数は6月分としては過去10年間で2番目の多さ。倒産原因は販売不振が9件、「そのほか(偶発的原因)」1件だった。負債額は1千万円以上5千万円未満が9件、5千万円以上1億円未満が1件。

 産業別では「農・林・漁・鉱業」「建設業」「製造業」「小売業」「サービス業ほか」。地域は橋本市、紀の川市、和歌山市、海南市だった。

 同支店は今後の見通しについて「業績回復が遅れた企業の息切れ倒産だけでなく、事業継続を諦め、廃業を選択する企業の増加など潮目の変化も見え始めている」と話している。

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