オムロンソーシアルソリューションズ、EV向けエネルギーソリューション事業に参入

オムロンソーシアルソリューションズ株式会社は、今後普及が拡大する電気自動車(EV・PHEV)市場に向けて、分散充電制御サービスやV2Xシステムなど新たなエネルギーソリューション事業に新規参入する。

同社は、これまで太陽光発電システム・蓄電池システムなどのエネルギー事業にて培ったエネルギー変換技術や蓄電池制御技術を活用し、様々なサービスや製品を提供するとしている。

提供予定のサービス・製品

1.分散充電制御サービス(2022年度発売予定)

施設内の電力需要を把握した上で、個別のEV・PHEV用充電器・充放電器の充電量を抑制。翌日、始業時刻までに分散して充電する。車両の円滑な稼働を実現しつつ、一斉充電に伴う電力ピークによる契約電力の高騰を回避することが可能。

2.V2Xシステム(2023年度発売予定)

電気自動車を大容量の蓄電池システムに見立て、貯めた電気を施設で活用する。太陽光発電システムや蓄電池システムを導入されていない方、既に導入済みの方でも簡単後付けで同システムを増設できる。小型・軽量を追求し、高い施工性・設置自由度を実現することで、狭小地、重塩害地域や積雪地域等、様々な環境への導入が可能。

太陽光発電システムや蓄電池システムの新設既設、設置の有無を問わず、様々なシーンでの導入が可能

同社は、1994年に太陽光発電事業へ参入。その後の蓄電池システム事業への拡大に続く、電気自動車を電源リソースと見なした様々なエネルギーソリューションの提供を通じて、カーボンニュートラルへの貢献や地域社会のレジリエンス強化に貢献していくという。

▶︎オムロンソーシアルソリューションズ株式会社

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