ノリのいい性格で、口癖は「誰ひとつぶ取り残さない」─。そんなおむすびのキャラクター「かわむす」が誕生した。“生みの親”は、川崎信用金庫(川崎市川崎区)。来年7月の創立100周年を前に、役職員約20人でつくる記念委員会が考案した。
信金として地域や顧客を結びつけるとともに、これまで歩んできた歴史と未来を結ぶとの意を込め、モチーフにはおむすびを選んだ。三角おむすびの発祥地とされ、来年が400周年となる東海道川崎宿にもあやかった。好物は「地域の名産品」で、誕生日は創立記念日の7月18日という。
今後、同信金100周年のPRを担うほか、持続可能な開発目標(SDGs)の普及にも一役買う。キャラクターの設定や原画の作成に携わった担当者は「子どもから大人まで人気のおむすびのように、広く愛されるキャラに育ってほしい」と結んだ。