将棋王位戦 藤井王位が豊島九段を破り1勝1敗に 快勝で今年度初の3連勝

将棋の藤井聡太王位(竜王、叡王、王将、棋聖との五冠)に豊島将之九段が挑戦する第63期お~いお茶杯王位戦七番勝負第2局2日目が14日、北海道札幌市の「ぬくもりの宿ふる川」で指し継がれ、99手で藤井王位が勝利。対戦成績を1勝1敗とし、今年度初の3連勝を飾った。

第1局で敗れた藤井王位だが、戦型は同じ角代わり腰掛け銀を選択。序盤から互いに長考が続き、1日目からすでに優勢とみられていた藤井王位は、封じ手となる59手目に過去最長の1時間56分を費やした。

2日目も藤井王位が優勢のまま進み、夕方には一気にリードを拡大。最後も豊島九段の粘りを許さずに寄せ切った。局後、藤井王位は「踏み込んでいったんですけど、その後、終盤がかなり考えないといけない変化が多くて、長考した場面も多かったんですけど、なかなか判断しきれない場面があった」と回顧。「第3局にかけて対局が続く形になるので、しっかり準備をして望みたい」と、棋聖戦五番勝負と並行中の強行軍にも触れた。

(よろず~ニュース編集部)

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