世界的指揮者ケント・ナガノさん、熊本地震の復興後押しへ 9月、ゆかりの山鹿市などでコンサート

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八千代座でタクトを振る世界的指揮者のケント・ナガノさん=2019年11月、山鹿市

 熊本地震からの復興を発信するクラシックの祭典「第2回くまもと復興国際音楽祭」の一環で、熊本県山鹿市出身の祖父を持つ世界的指揮者ケント・ナガノさんを迎えたコンサートが9月9~11日、同市の八千代座などで開かれる。4月に米グラミー賞を受賞したメゾソプラノ歌手の藤村実穂子さんとの共演もある。

 ナガノさんは同賞に3度輝いた巨匠。今回は音楽総監督を務める独ハンブルクフィルハーモニー管弦楽団の団員7人と来熊する。9日は熊本市の県立劇場で同フィル団員や九州交響楽団(福岡市)を指揮し、弦楽合奏曲「YAMAGA」などを披露する。

 同フィル団員と訪れる八千代座では10日、山鹿少年少女合唱団と童謡「赤とんぼ」などを共演。「中秋の名月」翌日の11日は、国際的に活躍する藤村さんらとシェーンベルク作曲の「月に憑[つ]かれたピエロ」などを披露。伝統芸能の能楽も交える。

 音楽祭は県や熊本市、県文化協会、NPO法人オーケストラ創造、RKK、熊日でつくる実行委主催。八千代座でのコンサートは地元山鹿の実行委が開く。

 チケットは7月16日正午発売。9月9日は学生席2千円~SS席1万2千円の5種類。10日は3千円、11日はA席6千円~SS席1万円の3種類。詳細は音楽祭ホームページで。

 音楽祭は8月30日、県立劇場で県内音楽団体中心のコンサートで開幕。熊本豪雨で被災した人吉市などでも9月末ごろ、イベントを計画している。(猿渡将樹)