近鉄社長「共存共栄を」 公聴会、値上げ理解求める

近畿日本鉄道が来年4月に全線で運賃を値上げする方針を示したことを受け、国土交通省の運輸審議会は14日、大阪市で公聴会を開いた。近鉄の都司尚社長は「地元との共存共栄に向け役割を積極的に果たす」と強調。沿線開発や地域活性化に一層取り組む考えを示した上で、安全で快適な運行維持には値上げが不可欠と説明し、自治体や利用者に理解を求めた。

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