電子たばこに指定薬物HHC 所持疑い、神奈川で初の逮捕

磯子警察署

 「ヘキサヒドロカンナビノール(HHC)」と呼ばれる指定薬物を所持したとして、神奈川県警磯子署は14日、医薬品医療機器法(旧薬事法)違反の疑いで、横浜市港北区菊名6丁目、会社員の男(36)を逮捕した。

 HHCは3月施行の厚生労働省令で指定薬物に追加され、製造や所持、使用などが原則禁止された。中枢神経系に作用し、高揚感などが得られるという。県警によると、HHC所持容疑での逮捕は県内初で全国2例目。

 逮捕容疑は3月22日、同市磯子区滝頭3丁目の路上に止めた乗用車内で、HHC約0.2グラムを所持した疑い。「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めているという。

 署によると、職務質問で見つかった電子たばこのカートリッジに、HHCが含まれていた。

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