福井県もコロナ「第7波」入り、新規感染者3月以来の400人超え 7月14日発表

3連休の感染対策の徹底を呼び掛ける福井県幹部ら=7月14日、県庁

 福井県は7月14日、新たに443人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。1日当たりの新規感染者数が400人を上回るのは3月14日以来。直近1週間の新規感染者数は2274人で、特別警報レベル(2100人程度)の急拡大を受け、福井県対策チームの担当者は県内も流行「第7波」に入ったとの認識を示した。

 7月14日時点の病床占有率は14.1%(62床)で徐々に上がっている。一層の感染拡大や重症者の発生も懸念され、県は16日からの3連休を含め対策徹底を呼びかけている。

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 443人はいずれも軽症か無症状。感染経路は82系統に分かれ、新規30系統32人のうち5系統6人が県外由来と推定される。新規感染者のうち未就学児は67人、小学生78人、中学生26人、高校生7人で、大学生以下の年代の割合は40.2%。

 14日は公立小学校の5学年と6学級、公立中学校の1学級、県立高校の7学年と1学級で閉鎖措置が取られた。永平寺町の小学校で児童5人の感染が確認された。

 保育園・幼稚園・こども園関連では、6施設で園児計34人、職員計8人の陽性が判明した。

 高齢者施設では1施設で利用者20人、職員1人が感染した。

 新規感染者の市町別は福井市172人、越前市74人、鯖江市36人、坂井市25人、敦賀市24人、おおい町16人、永平寺町15人、小浜市12人、大野市11人、勝山市10人、高浜町9人、越前町8人、あわら市、若狭町各2人、南越前町、県外各1人、非公表25人。

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