新幹線開業記念に「たぬき絵手ぬぐい」 長崎で17日にサイン・即売会

西九州新幹線の開業記念手ぬぐいを手にする堤さん=長崎市内

 長崎市のたぬき絵作家、堤けんじさん(72)のイラストを使用した西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の開業記念手ぬぐいが完成。JR九州商事が手がける開業記念グッズ第1弾として、JR長崎、佐世保両駅などの土産品店「JR九州リテール銘品蔵」で14日から販売を始めた。
 堤さんの作品でおなじみの愛らしいたぬきたちが、5市それぞれの代表的な伝統芸能や観光名所を楽しむ様子を描いた。長崎駅は龍踊、諫早駅はのんのこ皿踊り、新大村駅は黒丸踊などが盛り込まれている。
 イラスト下部には、かつて長崎と小倉を結んだ「長崎街道」の宿駅を記した。堤さんは、同街道をモチーフにした連作シリーズを手がけたことがあり、新しく開業する新幹線と重ねることで、昔も今も変わらない旅の楽しさを表現した。堤さんは「鉄道好きや旅好きの人に手に取ってほしい」と話している。
 手ぬぐいは1100円。17日は長崎市のアミュプラザ長崎で堤さんのサイン会兼即売会がある。22日からはJR九州商事のオンラインショップでも販売する。


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