6月の岡山県 少雨、高温続く 6地点で最高気温を更新

梅雨明け宣言がされた6月28日、岡山県内は各地で晴れ間が広がり、強い日差しが照りつけた=JR岡山駅東口広場

 岡山地方気象台は6月の気象概況をまとめた。梅雨期間が14日間と、統計のある1951年以降で最短だったことなどから、月間降水量は美咲町と鏡野町富で6月最少となり、岡山県内各地で平年を下回った。太平洋高気圧の張り出しなどで、気温も上昇。全16観測地点のうち、玉野市など6地点で6月の最高気温を記録した。

 美咲町の月間降水量は101ミリ(平年196ミリ)、鏡野町富は155ミリ(228.6ミリ)。この他では岡山市中心部95.5ミリ(169.3ミリ)、津山市101.5ミリ(185.1ミリ)など。システムの不具合で一部のデータがない高梁市を除く24地点で平年を32~62%下回った。

 6月24日には岡山市中心部と玉野市で、今年初の猛暑日(35度以上)を記録。6月に猛暑日となったのは9年ぶりだった。その後も気温が高い状態が続き、29日の玉野市36.1度、真庭市蒜山上長田32.8度、30日の真庭市久世35.8度、美作市今岡34.9度など計6地点で6月の最高気温を更新した。

 今後1週間の天気について、同気象台は「湿った空気の影響で雨や曇りの日が多くなり、気温は平年並みだろう」と予報している。

© 株式会社山陽新聞社