ちりめんじゃこ生産 児童が見学 瀬戸内・牛窓東小 食の関心深める

ちりめんじゃこの製造工程を見学する牛窓東小の4年生

 牛窓東小(瀬戸内市牛窓町牛窓)の3、4年生が13、14日、近くの水産加工業者・服部水産を訪れ、ちりめんじゃこの生産工程の見学を通じ、地場産業と食への関心を深めた。

 13日は4年生14人が訪問。同社の担当者から、網漁でカタクチイワシの稚魚の群れを捕らえた後、船で工場に運んで新鮮な状態で加工することを聞いた。そして、実際に船が漁から戻る様子や、専用の機械で稚魚がゆでられ、ちりめんじゃこに仕上がるまでの工程を見て回った。

 選別機で別の小魚やカニなどの異物が次々と取り除かれる場面では、児童たちから「すごい」と歓声が上がった。児童(10)は「捕れたての魚があっという間に加工されてびっくりした。ちりめんじゃこは大好きなので、食べるのが楽しみ」と話した。

 牛窓東小は同社から竹馬や逆上がり補助板などの寄贈を受けており、見学はお礼を兼ね、社会科の授業の一環として初めて企画。14日は3年生8人が訪れた。

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