宮城県内 16日明け方にかけ大雨の予想 気象台警戒をよびかけ

宮城県内では16日の明け方にかけて雷を伴った激しい雨が降り大雨となる恐れがあります。仙台管区気象台は土砂災害のほか河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けています。

県内は上空の寒気と暖かく湿った空気の影響で大気の状態が不安定になっていて、14日から雨となっています。

15日午前0時から午後3時までの雨量は駒ノ湯で62.0ミリ川渡で52.5ミリ泉ヶ岳で45.0ミリ仙台で13・5ミリなどとなっています。

県内の広い範囲に大雨警報が出されていて、名取市では7つの地区に高齢者等避難を発表し避難所を開設しました。

蔵王町でも避難所を1カ所開設しています。

13日の大雨で川が氾濫し住宅街が冠水した大崎市古川の栄町では午前9時頃、行政区長が「集会所を開けておくので早めに避難してください」などと声をかけてまわりました。

千葉和朗栄町行政区長「外に出ても出られないとなった場合は、2階のあるところは2階に上がって避難してほしい。こういう雨は降らないよう願いたいね」

県内では13日の雨ですでに地盤が緩んでいるところがあるとみられ、仙台管区気象台では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を呼び掛けています。

JR東日本によりますと、この雨の影響で仙山線は愛子と山寺の間で、上りは午後7時34分の山形発仙台行き、下りは午後7時38分の仙台発山形行きを最後に終日運転を見合わせます。

また陸羽東線は古川と鳴子温泉間で終日、運転を見合わせます。

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