神奈川で17日にかけ大雨恐れ 3河川、一時氾濫危険水位に

秦野市中心部を流れる水無川も雨で増水した=15日午前11時50分ごろ

 大気の状態が不安定になった影響で神奈川県内は15日、大雨となった。県西部を中心に局地的に激しい雨が降り、県によると、厚木市の荻野川、伊勢原市の歌川と渋田川で一時、氾濫危険水位に達した。横浜地方気象台は横浜、相模原、平塚、川崎市などに大雨警報を発表。17日にかけて大雨になる恐れがあるとして、低い土地の浸水や土砂災害などに注意を促している。

 気象台によると、降り始めとなった14日からの雨量は15日午後5時現在で、相模原市中央区が82.5ミリ、海老名市は79.0ミリ、平塚市では76.0ミリ、小田原市が74.0ミリ。県の雨量計では100ミリを超えた地点もあり、相模原市南区で1時間47ミリ、厚木市では同46ミリの激しい雨が観測された。

 気象台は16日も1時間40ミリの激しい雨の恐れがあるとしており、同日夕までの24時間で、東部、西部ともに多い所で100ミリの雨を予想。その後、17日夕までの24時間では、50~100ミリを見込んでいる。

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