香取慎吾が丸刈りで挑んだ「倫敦ノ山本五十六」の拡大版が放送

NHK BSプレミアム・BS4Kでは8月1日に、香取慎吾が頭を丸刈りにして新たな山本五十六像に挑んだ、太平洋戦争80年・特集ドラマ「倫敦ノ山本五十六」倫敦ノ山本五十六」(午後9:00)の85分拡大版を放送する。主演の香取のほか、高良健吾、片岡愛之助、國村隼、渡辺いっけい、嶋田久作、中村育二、市原隼人、平岩紙、景井ひな、伊武雅刀、山本學らが出演する。

本作は、NHKの独自取材で明らかになった、1万ページに上る海軍内部の極秘文書に基づく実録ドラマ。国民から「英雄」と呼ばれるようになる以前の、海軍という組織の中でもがき続けた、新たな山本五十六像を描写する。物語の舞台は、太平洋戦争開戦の7年前に開かれた海軍軍縮会議の予備交渉。後に真珠湾攻撃作戦を指揮することになる五十六は、アメリカやイギリスの代表と国家の命運を懸けて交渉を行う。

昨年12月30日にNHK総合で放送された本作。今回の85分拡大版では、海軍の上層部の思惑やイギリスの代表との腹の探り合いなど、未公開シーンをふんだんに盛り込みながら、外交交渉の舞台裏を、よりスリリングに描く。優先するべきは、国民の命か、国家の誇りか。海軍という組織の中で板挟みになりながらも、苦悩の末に五十六が下したある決断とは?

また、拡大版に合わせて、BS1ではドラマをより深く理解するためのドキュメンタリー「山本五十六と“開戦”」を7月31日(午後1:00)もオンエア。ドラマの名場面を随所に散りばめながら、ドラマでは描ききれなかった五十六の真実に迫る。前・後編合わせ99分間のドキュメンタリーで、NHKの独自取材で明らかになった海軍の機密文書や初めてカメラの前で語った五十六の遺族の証言などを基に、軍縮会議から三国同盟、そして真珠湾攻撃と、開戦に至る分岐点に立ち続けた彼の姿を映し出す。

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