ソロベースやソロティピーなどでおなじみのキャンプ用品メーカーBUNDOKから新型のローチェアバンドック(BUNDOK) ベースチェアBD-110が満を持して登場したのでご紹介します。
バンドック(BUNDOK) の新作チェア「BD-110」のスペックをご紹介
今回ご紹介するバンドック(BUNDOK) の新作チェア「BD-110」が発表されたのが2021年8月頃。
その頃に「近々発売」というような発信がされてから延期が重なって、2022年6月にようやく出てきたチェアです。
バンドック(BUNDOK) 「BD-110」を組み立てていきます
ケースのデザインは今時です。持ち手もあります。
ポリエステル製のケースをあけると、組立方法の説明書がケースの内側にもくっついてました。
重さはケース込みだと1,330g。中身は1,196gでした。
ヘリノックスのグラウンドチェアタイプというよりは、エーライトのメイフライチェアという椅子に近い形をしていると思われます。
フレームに前脚を通します。
完全なTの字になっているので、どちらかが前ということはなさそうです。
このフレームはまさしくメイフライチェアににてますね。
メインフライチェアは持っていませんが、同じ仕組みを採用してるリバロックのローチェアを持っているので比較しておいてみると同じ感じです。
ただ少し違うのはBD-110はちょっと後ろ脚が付いているところです。
座面は糸くずがいっぱいついていますが、パンパン払うかコロコロすればすぐ取れると思います。
生地は厚手のコットンで、一部色が違うところはポリエステルの生地になっています。
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おそらく伸縮性がほぼないような感じで、シートの形がしっかり保たれそうですね。コットンだけのところはもうちょっと伸びるかな。
はめ方はどの椅子もそんなに大差ないですが、上のポケットにはロープが付いているので説明書にも上のどちらかを最後にしましょうと記載があったので付けやすくしてありますね。
できました!
よさげじゃないですかこれは見た感じ幅は若干狭いようにも見えるが座面の奥行きはしっかり角度が付いてて結構深く座れそうな見た目をしてますね。
座ってみます
ローテーブルを置いてみたのでちょっと座ってみたいと思います。
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座り心地意外といいですよ。
175cm72kgありますが、筆者ぐらいの体型だとスポッとフィットして座れる感じで、窮屈さは感じません。
あとはやはりシートの感触がいいですね。
滑る感じがしないというか、柔らかい生地の感触が座ってて心地いいです。
高さはやはりあぐらをかいたりするのに良さそうです。
メインフライチェアに近い仕組みだとすると仕様書には書いていませんが、前足を外してもゆらゆらチェアとして座れるんじゃないかなと思うのでやってみます。(自己責任で)
やはり前足外すと エーライトのモナークチェアみたいなゆらゆらイスとしても使えそうです。足がどちらか地面に付いていれば意外と安定感もありました。
あと座面自体は結構深く座れるのでそれも座り心地に関係してるのかなと思いましたが、気になるのはむしろ横幅ですね。
私の体格なら窮屈さはそれほど感じないと思いますが、他のライバルのチェアたちと比べるとそこまで横幅はないと思います。
バンドック(BUNDOK) BD-110をさまざまな椅子と比較
それではバンドックのBD-110 と筆者が所有しているチェアを座り比べてみます。
バンドック(BUNDOK)×リバーロック
リバーロックと比べてみましょう。
若干座面が高いのかなとも思いつつ 、バンドックの方は切れ込みが入って下の座面は角度がもうちょっと鋭角になっているので、一番低い位置は両者そんなに変わらない感じがしますね。
リバーロックがメインフライチェアとほぼ同じだとすると、バンドックはやはり後ろ足がちょっとついている分わずかに背が高いのかな。
バンドックの横幅はだいたい50cmですね。
リバーロックは下にいくほど広い洋ナシ型のようなシートになっており、一番広いところだと57cmくらいありますが、真ん中あたりで計るとこれも54cmあって結構広めです。
リバーロックのチェアに座ってみます。
やはり座り心地は両者違いますね。座面が広いことがあってリバーロックの方が包まれてる感は大きいです。
バンドックは奥行きがあるので腰がスポッとハマる安定感は大きくて、あとはコットン生地の柔らかさですよね。
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この2つは座り心地の性質が違うのでなんとも甲乙つけがたいところがありますが、どちらも特徴があっていい椅子だなと思いました。
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バンドック(BUNDOK) ×ヘリノックス
次はヘリノックスのグラウンドチェアです。
これは横幅が結構広く、約53.5cm 。重量も圧倒的に軽いのが特徴です。
意外とこの両者を比べると座り心地自体はバンドックがいいですよ。
やはり柔らかい感触と深めの座り心地がポイントだと思います。
ヘリノックスは背もたれが短く、腰がスポッとハマるような感じです。
ただ重さが半分くらい違うので、軽量コンパクト性を考えたら圧倒的にヘリノックスが有利になると思います。
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バンドック(BUNDOK) ×ムーンレンス
次はムーンレンスのグラウンドチェアです。
このように横にポケットが付いているタイプがありますが、バンドックの新製品はついてないですね。
ムーンレンスもどちらかというとヘリノックスのグラウンドチェアに近い感じなので、やはり心地いいと感じるのはコットンの生地の柔らかさのような気がします。
あとはシートが深いと安定感がありますが、それはどちらも似たような感じ。
ムーンレンスの横幅は約50cmなのでバンドックと同じくらいの幅です。
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バンドック(BUNDOK) ×DOD「スゴイッス」
次のライバルはDODのスゴイッスです。
横幅は驚異の59cm。今回のベリーロータイプに合わせて足は一番低くしてあります。
スゴイッスはやはりこの包まれてる感がすごい。頭は支えられないけど肩までしっかり包み込んでもたれかけさせてくれる。
そしてシートがコットンで柔らかい感触なのでやはり総合的な座り心地は高いです。
ただ、今座り比べてわかったんですが、奥行きの深さは意外とバンドックの方がありました。切れ込みが入っているので。
ただゆとりがあって包まれている感は DOD の方があるので、これは快適さのポイントが違う感じがしましたね。
コットンの感触はどちらも一緒なのでその腰の収まり具合か全体の座面の広さか。
あとは DODの椅子は4本の脚の高さを変えることで色々なスタイルが作れますので、やはり強みはあるなあと思います。
逆にバンドックはシンプルでコットン製のローチェアの中では軽量コンパクトというところが強みになりそうです。
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バンドック(BUNDOK) 「BD-110」総合評価
バンドック(BUNDOK) 「BD-110」の総合的な評価としては、いろいろとちょうど良い感じだったなと思いました。
プラスしてシートの形状が深くなっていることで座り心地はいいなと感じました。
【1】サイズが比較的コンパクトでちょうどいい
まずサイズ感。DODのスゴイッスは結構大きいです。
色々な形高さに支えられてシートの座面もものすごく広いので快適性が高い椅子ですが、少ないデメリットの中でも目立つのは大きさなんですよね。
スゴイッスの収納サイズはベースチェアのケースと比べると圧倒的に大きい。これはシートが広くてさらに多機能な椅子なので仕方がないところです。
だからベースチェアはコットンシートの割には重さもサイドも小さく収められていて丁度良い。
【2】座面の広さ・形状がちょうどいい
そして座面の広さ形状も今座って検証した通り、めちゃくちゃ広いわけじゃないが筆者くらいの体型までだったら丁度良い。
【3】コットンシートで火の粉に安心感がある
コットンシートは座り心地だけでなく、焚き火の火の粉にも安心感があります。
【4】フォルムやカラーも良いと思う
全体のフォルムも全体的に良い形をしてるなと思いますし、カラーもバリエーションは今のところこれしかないみたいですが、落ち着いた感じでいいですよね。
それこそ同社のアップテントソロベースや、他にも軍幕型のサイトにも合いそうな感じがしています。
【5】お値段もちょうどいい
そして最後にちょうどいいと思うのはお値段です。
アルミ合金フレームのキャンプ用チェアって安いものだと3000円切ったりしますが、知名度のあるブランドのコットンシートを採用して税込みで5,000円台というのは、比較的買いやすい価格帯じゃないかなと思います。
最後に注意点
最後に収納時、まとめるとBD-110の後ろ脚は固定されています。
外せないのでシート等でクルクル巻いて入れてしまうとかなり出っ張ってしまって入れにくいので、先にフレームをしまって入れた方がいいと思います。
まあ短い後ろ脚の本当のところはよく分かりませんが、これも含めてのこの椅子の特徴ということですね。
バンドック(BUNDOK) の新作「BD-110」はバランスの取れたキャンプ用チェア
いかがだったでしょうか。
2022年6月に満を持して登場したバンドックベースチェア BD-110。
大きさ、座り心地、火の粉の安心感、そして価格と色々な面でちょうどいいバランスのとれたベリーロータイプのキャンプ用チェアじゃないかなと思いました。
私自身はロースタイルで車で行くキャンプだったらとりあえずレギュラーで使いたいなと思ってます。
車で行くキャンプで、そこそここじんまりしたサイトを使う時は今のところこの椅子がちょうど良さそうだなと感じております。
今回も皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。
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