突如再結成された男闘呼組の輝かしい全盛期

1993年に活動を休止した4人組バンド・男闘呼組が、16日放送のTBS系音楽番組「音楽の日2022」で29年ぶりに再結成することが、同番組の公式サイトでサプライズゲストとして発表された、午後5時台に出演を果たした。

男闘呼組は成田昭次(リードギター)、高橋和也(ベース)、岡本健一(サイドギター)、前田耕陽(リーダー/キーボード)の4人のメンバー編成。

1988年に「DAYBREAK」でデビュー、その年のレコード大賞新人賞に輝いたが、代表曲は「DAYBREAK」、「秋」、「TIME ZONE」などでNHK紅白歌合戦には88、89年の2年連続で出場している。

また、再始動ライブの開催も決定し、10月15日と16日に東京ガーデンシアターで行われることも発表された。

「岡本はジャニーズ事務所とエージェント契約を結んでいるが、ほかのメンバーはすでにジャニーズを離れ、成田は薬物事件で執行猶予付きの判決を受けたが、ジャニーズが再始動にゴーサインを出したようだ。2019年より4人でやり取りするようになったそうで、その後、2020年に活動休止後初めて4人で名古屋で会い、スタジオで4時間程セッションを行ったりしているだけに、再始動に向けての準備は整っていた」(音楽業界関係者)

デビュー当時に同じ事務所に所属していた少年隊や光GENJIとはタイプを異にする本格派ロックバンドとしてデビュー。そのため、デビュー前からテレビ出演やコンサート活動などを通じて多くのファンをつかんでいた。

1986年1月、初の冠番組「アイドル花組おとこ組」(日本テレビ系)がスタート。同年4月27日、名古屋市民会館にて念願だったファーストコンサートを開催し、89年には東京ドーム公演を行った。音楽活動のみならず、88年公開の映画「ロックよ、静かに流れよ」にメンバー4人が主役として出演し映画デビュー。「キネマ旬報ベスト・テン」の4位、「第10回ヨコハマ映画祭ベスト10」の第1位、作品賞、監督賞、新人賞を受賞するなど高い評価を得た。

往年のファンは10月の公演が待ち遠しいはずだ。

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