宇都宮の上戸祭立体が開通 通り初めで供用祝う【動画】

開通した宇都宮環状北道路の上戸祭立体。写真下側が日光方面=16日午前11時25分、宇都宮市上戸祭町、小型無人機から

 宇都宮北道路と宇都宮環状道路(宮環)の接続点となる「上戸祭立体」(宇都宮市上戸祭町)の開通式と通り初め式が16日、現地と付近の上戸祭小で行われた。テープカットとくす玉を割って祝った後、式典参加者が車で「通り初め」を実施。同日午後3時に供用を開始した。

 上戸祭立体は周辺の渋滞緩和などが目的で、2016年3月に着工した。全体延長1.2キロ、総事業費は約63億円。宮環の北部区間に当たる宇都宮環状北道路(6.4キロ)の整備の一環で、関堀、下川俣の立体化に続く一連の事業の最終工区だった。

 上戸祭小で行われた開通式には、福田富一(ふくだとみかず)知事や宇都宮市の佐藤栄一(さとうえいいち)市長、地元の県議や自治会関係者ら約40人が出席した。福田知事は「上戸祭立体の開通で、渋滞の緩和に加え、地域の活性化や交流の促進につながると期待する」とあいさつした。

 その後、参加者は立体東側の合流部付近へ移動して通り初め式を行った。交通安全を祈願し、同校児童2人を招いたテープカットを実施。通り初めではパトカーと白バイに先導された関係者の車列が立体を進み、供用開始を祝った。

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