地元企業をアピール 合同企業説明会 企業団体40社参加 上越市で初企画 上越タイムス社、バーツプロダクション

 上越地域の企業、団体40社による学生・一般向け合同企業説明会が16日、上越市藤野新田の上越観光物産センターで開かれた。学生向け企業情報誌『Debut!(デビュー)』を発行する上越タイムス社(同市高土町2)、バーツプロダクション(同市西城町2)でつくる実行委員会主催。
 上越地域出身・在住の大学、短大、専門学生と高校3年生に、地元企業の良さと魅力を知ってもらおうと、今年初めて企画した。会場には建設業を中心に製造業、ホテルなどのサービス業がブースを設け、映像や商品を見せながら、学生らにアピールした。

企業担当者は会場を訪れた学生、高校生にパンフレットなどを配りアピールした

 妙高市出身の専門学生(19)は、専門学校で学んだデザインの知識技能を生かしたいと話す。「いろいろなブースを見て回り、話を聞いた。できれば地元で働きたい」と話した。
 会場には大学生の子を持つ両親の姿も。新型コロナウイルスの感染再拡大で帰郷できないため、各社のブースを回って資料を集めたという。母親は「私たちにできることをしたい」と話し、手にいっぱいの資料を抱えて会場を後にした。
 飯田孝浩実行委員長(バーツプロダクション)は「地元の高校生に対し、大いにアピールしたいと考えて企画してきた。思いが高校生に届いてほしい」と話していた。

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