神奈川県茅ケ崎市の夏の新たな名物になりつつある「トルコナス」の収穫が同市芹沢の米山元貴さん(32)の畑で始まった。
トルコナスは米ナス系の白いナスで、若手農家で組織する出荷組合「さがみMT(マーケティングチーム)茅ケ崎」が7年前から生産・出荷を始めた。全国的にも珍しい野菜を地元の特産品にしようと、若手農家3人が日々研究を重ねている。デリケートな野菜で栽培に手間暇がかかるため直売所向けの品種だったが、現在は市場への出荷にも挑戦している。市場に出回る数が少ないが、スーパーでも購入できるという。
収穫は9月ごろまで。油との相性が良く素揚げやソテー、ステーキなどで楽しめるという。見た目と違って柔らかい食感も好評だという。米山さんは「今年は梅雨明けが早く収穫が前倒しになった。収量も多く、出来は上々」と話している。