甲子園へきょう決勝、興南対沖尚の見どころは? 夏季高校野球沖縄大会 

 甲子園出場を懸けた第104回全国高校野球選手権沖縄大会は、17日午後1時から興南と沖縄尚学が決勝戦に臨む。夏の決勝で興南と沖尚が顔を合わせるのは2019年以来。決勝戦の見どころを紹介する。

 甲子園出場回数で競り合う興南と沖縄尚学の両横綱による優勝戦。準決勝までのチーム打率は興南が3割3分3厘で、沖尚が3割5分8厘となっている。1試合平均の安打はそれぞれ10.5と10.75でほぼ互角。両チームとも上位から下位まで長打を狙える打者がそろう。

 守備は双方とも堅守が持ち味だ。興南は1試合平均失点が1.25で、平均失策は1。沖尚の平均失点は0.75。初戦から無失策。競り合いが想定され、一つのミスが命取りになる。両エースは準決勝で力投して疲れが残っており、ほかの投手陣の奮闘も勝敗の鍵を握りそうだ。

 春夏を合わせた過去の甲子園出場回数は興南が県勢トップの16回、沖尚はこれに次ぐ15回。

思い切りのプレー
 興南の我喜屋優監督の話 何とか決勝にたどり着いた。思い切って走る、投げる、振るといった本来の野球で気楽にやりたい。
興南野球するだけ
 興南の禰覇盛太郎主将の話 どこが相手でも興南の野球をするだけ。きょうの引き締まった野球を生かして決勝につなげたい。
勝たせてあげたい
 沖縄尚学の比嘉公也監督の話 興南の打線は「振ってくる」という印象。決勝に向けて頑張ってきたので勝たせてあげたい。
疲れても勝ち抜く
 沖縄尚学の前盛魁来主将 決勝のためにここまで日々やってきた。へとへとになっても、泥臭く勝ち抜きたい。
 
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