丸亀城 石垣の根石を見学 香川

丸亀城(丸亀市一番丁)で17日、石垣の復旧現場の見学会が開かれ、市民が崩落した石垣の一番下の部分を確認しました。

丸亀城は4年前、西日本豪雨などの影響で城の南西部の石垣が崩れました。崩れた石垣を移動する工事を進める中、6月、「三の丸」の地中深くから石垣の一番下に当たる「根石(ねいし)」が見つかりました。

根石

参加した市民らは、石垣の高さが全国で2番目だという説明を受け、興味深そうに聞いていました。

(丸亀市文化財保活用課/東信男 課長)
「崩れた石垣を取り外した時に初めて下の部分が確認でき、石垣の高さが31メートルだと分かった」

(見学会に参加した市民は―)
「コンピュータも何もない時にすごいことをしているなと思いました」

復旧工事は2026年3月までかかる

崩れた箇所の石垣は当初予想していたより多く、今の見通しで、復旧工事は2026年3月までかかるということです。

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