プロ野球往年の名選手 小中生指導 笠岡で教室、村田兆治さんら参加

谷沢さん(右)から打撃の指導を受ける子どもたち

 プロ野球の往年の名選手を招き野球教室などで交流する「ドリーム・ベースボール」(岡山県、笠岡市など主催)が17日、同市走出のかさおか古代の丘スポーツ公園どんぐり球場であり、同市や近隣地域の小中学生約200人が“プロの技”を学んだ。

 マサカリ投法で知られた村田兆治さん=三原市出身、福山電波工業高(現近大広島高福山)卒=や広島カープで捕手として活躍し監督も務めた達川光男さん、セ・リーグで最多勝に2度輝いた吉見一起さんら20人が参加。野球教室では打撃や守備、ピッチングを教えた。

 通算2062安打の谷沢健一さんは打撃を指導し、「グリップは軽く握って」「頭を動かさずに下半身をしっかり使おう」などとアドバイス。子どもたちは真剣な表情で聞き入り、楽しそうに練習に取り組んだ。

 笠岡市の小北中1年男子は「すごい選手に教えてもらう時間はあっという間に過ぎた」、大島小6年男子は「細かいところまで教えてもらった。甲子園に出てプロになれるように頑張る」と笑顔だった。

 地元の選抜チームとの親善試合もあり、市民やファンを楽しませた。

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