日本一営業日が短いJR駅開設へ 三豊の津島ノ宮駅 8月4、5日

津嶋神社の参拝者でにぎわう津島ノ宮駅(2013年撮影、JR四国提供)

 JR四国は、「日本一営業日数が短いJR駅」として知られる津島ノ宮駅(三豊市三野町大見)を8月4、5の両日、3年ぶりに開設する。

 同駅は、JR予讃線の海岸寺駅(香川県多度津町)と詫間駅(同市)の間に位置。子どもの守り神として信仰を集める近隣の津嶋神社の夏季例大祭(毎年8月4、5日)に訪れる人のため、2日間限定で臨時開業しており、2019年には計約7800人が利用した。

 臨時ホームのため列車との間隔が広く、駅員が子どもたちの乗降をサポートする情景も名物となっているが、新型コロナウイルスの感染拡大で昨年、一昨年と例大祭が中止となり、同駅も開設を見送り。祭りの再開に合わせて3年ぶりの営業となる。

 両日とも午前8時から営業開始。停車するのは普通列車のみで、4日は花火大会のため午後9時までの上下計43本、5日は午後3時半過ぎまでの上下計21本が停車する。

 JR四国は「わずか2日間だが、大正時代から営業を続ける歴史ある駅。利用して記念にしてほしい」と話している。

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