2041年までに41,170機の新造機需要、ボーイング最新予測

ボーイングは、2041年までに41,170機の新造機の需要があるとの2022年商業市場見通し(CMO)を発表した。

新型コロナウイルスの規制緩和によって国際線の利用が増加しており、多くの国内線でもほぼ、もしくは完全に需要が回復しているとした。貨物機の機材数は新造機と改造機をあわせて8割増加を見込む。

新造機需要は、アジアが約40%、ヨーロッパと北米がそれぞれ約20%強、それ以外の市場が20%を占める。納入数の約半分が現行機を置き換える事となり、燃費効率も向上するとした。

機体保有数では、南アジアが年率6.2%と最も伸びると予測。2019年の700機から、2041年の2,600機に大きく増加が見込まれる。2位の東南アジアでは3倍近い4,500機と見込む。ロシアへの納入の見通しは含まれず、昨年の予測と比べて約1,500機減少する。

機種別の内訳は、リージョナルジェットが2,120機、単通路機が30,880機、ワイドボディ機が7,230機、貨物機が940機となった。

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