こんにちは、浜の小魔人です。梅雨が終わり夏が本格化してきた季節。車中泊やキャンプをしていても暑さに苦しむ事が多くなりますよね。今回は「ポータブルクーラー」を自作してみました!実際に車中泊で使用してみたレビューと「ポータブルクーラー」のDIYの仕方をお伝えします。果たして成功したのか?はたまた失敗だったのか?乞うご期待!
そもそもポータブルクーラーとは?
まずは、「ポータブルクーラー」とはどんなものなのか?ご説明しましょう。
「ポータブルクーラー」とは、文字通り持ち運びができる冷房装置のことです。室外機の無い場所でも使えるのが特徴で、USB給電などの方式で使用できるものも多くあります。
ミニクーラーと呼ばれることもあります。某メーカーの「〇〇ひえ」という商品を目にした事のある方も多いかもしれませんねw。(後ほど正式にご紹介しますね)
自作「ポータブルクーラー」をDIYしようと思った理由は?
筆者がなぜ「ポータブルクーラー」を手作りしようと思ったか?というのは、簡単に申し上げて予算の都合ですw。市販品は最低でも1万円前後、性能が良いものは数万円するものもありますから、気軽には買えません。
今回は、家にあるものを中心に自作したので、実際にかかったコストは1,000円以内でした。仮に100均や通販サイトで揃えたとしても、2,000円前後で作れるのではないかと思いますよ。
1) 「ポータブルクーラー」を自作DIYしてよかった事
ポータブルクーラーを自作してよかった点は、初期投資を抑えつつ試せた事です。ポータブルクーラーはどれくらい効果があるのか?半信半疑だった筆者は、できるだけ高額な投資をせずに試してみたいという気持ちだったのです。
筆者は車中泊のカスタムをDIYで楽しむ一環で取り組みましたので、今回のポータブルクーラーDIY自体を楽しめたことも良かった点かもしれません。
2) 「ポータブルクーラー」を自作DIYして良くなかった事
ポータブルクーラーを自作してみて感じた「良くなかった事」は、期待値が大きすぎて効果に戸惑った事でしょうかね。
筆者としては、成功だったと信じていますが、冷房装置の能力としては評価をいただけない方もいらっしゃるかもしれませんw。(詳細は後ほどご報告します)
自作「ポータブルクーラー」の材料は? 最低4品目あればできる!
それでは、実際に筆者が作ったポータブルクーラーの自作方法をご披露していきましょう。材料はほとんど、家にあったものを使いましたが、参考情報として(例えば100均で買うとしたらこんなもので作れますという)代替の材料もご紹介していきますね。
ポータブルクーラーを自作するのに必要な材料は、以下の5品目(必須なのはそのうち4品目)ですね。
1) 発泡スチロールの箱
発泡スチロールの箱は、冷凍品を購入した際に取っておいたものを使うか、100均や通販などでも購入が可能です。
2) ファン
ファンはUSB給電ができるものを選ぶとモバイルバッテリーとして使えて便利です。筆者はたまたま家にあったUSBファンを活用しましたが、通販サイトでも各種USBファンが販売されています。
3) アルミテープ
筆者は100均で「アルミ製隙間テープ」を購入して使いました。
4) 保冷剤、または、凍らせたペットボトル
最初は保冷剤を使う予定でしたが、結果的に筆者は凍らせたペットボトルを使用しています。(保冷剤は、食材の冷蔵に使うためw)
5) アルミ製ヒートシンク(なくてもOK)
冷気を少しでも効率的に使おうと思って、保冷剤と合わせて廃材のアルミ製丸々を使ってみましたが、凍らせたペットボトルだけでも似たような効果でしたので、正直必要性については微妙でした。
自作「ポータブルクーラー」の作り方(作業手順)
自作ポータブルクーラーの作り方は、意外と簡単で工程としては4工程です。
- 発泡スチロールの箱に、ファンをつける穴と吹き出し口をカッターで開ける
- 発泡スチロールの内側にアルミテープを貼る(蓋にもつけたほうが良いでしょう)
- ファンを取り付ける穴にファンを装着する
- 発泡スチロールの箱に保冷剤や凍らせたペットボトルを入れて、ファンに電源を繋いで風を送れば冷風が出ます
自作「ポータブルクーラー」を車中泊で使ってみた結果!
実際に、筆者は何度も車中泊(キャンプ)でも使ってみました。効果としては、だいたい外気に対してマイナス7℃〜10℃くらいの冷風が2時間ほど出てきます。(外気温により出てくる冷気の温度や持続時間は変わりますので、「だいたい」と記載しましたw。)
また、実際に夏日の気温の中で車中で実験もしてみました。実験の様子はこちらの動画からご確認いただくことが可能です。当日は直射日光があたる日向で温度計が40℃前後を記録した夏日で、かなり暑さが厳しかったのですが、扇風機と比べると、かなり涼しさを感じましたよ。
自作「ポータブルクーラー」をおすすめできる人、できない人
筆者が自作したポータブルクーラーは、「車内が涼しくなるほどのパワーは正直ありません。でもスポットクーラーとしては良い」というのが結果です。(個人の所感です)
その結果から筆者が考える「おすすめできる人、できない人」を記載しておきますね。
自作ポータブルクーラーをおすすめする方
筆者が「自作ポータブルクーラー」をおすすめする方は以下のような皆さんです。
- 工作やDIYが好きな方
- なんでも自分で試してみたい遊び心が強い方
- ちょっとした効果でも「嬉しい」と感じる方
- 初期投資を少なく遊びたい方
自作ポータブルクーラーをおすすめしない方
一方で、筆者が「自作ポータブルクーラー」をおすすめ出来ない方は以下のような皆さんです。
- 工作やDIYが苦手(好きではない)方
- 明確な効果が出ない可能性がある事に時間を費やしたくない方
- 家やお店に設置しているような冷房効果を期待する方
- 一定以上の初期投資をすることが可能な方
(※)結論としては、「自作ポータブルクーラー」は正直申し上げて冷房効果は限定的です。これを失敗と捉える方は、間違いなく「ガッカリ」するので自作はやめておきましょう。
DIYの過程や「なんとかして少ししでも涼しくならないか?」と考えている時間が楽しそうと感じた方は、一度試してみてください。色々な気づきや「やっぱりこうするしかないな〜」と言うことを感じられて筆者は楽しかったですw。
市販のポータブルクーラーを購入するとしたらおすすめはこちら!
筆者が冒頭で少しご紹介した市販のポータブルクーラーが、こちらの「shop japanさんの『ここひえ』」です。
こちらの商品は、結構あちらこちらの店舗さんでも見かけますし、通販サイトでも必ず目にする人気商品ですね。
DIYは出来そうにないけどポータブルクーラーは試してみたい、という方には値段的にも手が届きやすいのではないでしょうか。効果については求める性能や利用想定環境もかかわりますので、各販売場所の説明をご参考にしてみてくださいね。
自作ポータブルクーラーを作ってみたら楽しかった!でも真夏の車中泊(キャンプ)は涼しい高原がベストかも
最後まで記事をお読みいただきありがとうございました。こちらの最終段落まで読んでいただいた皆さんは、自作ポータブルクーラーの「良し悪し」がよくわかっているでしょうから、もうクドクドと申しませんw。
筆者は、車中泊(キャンプも)をする時にいつも、「いかにして(工夫して)楽しむか?」が、一番の醍醐味!といつも思っています。だから、今回の自作ポータブルクーラーは「非常に楽しかった」と言う意味で成功ですw。
ただ、最後に念のため申し上げますが、DIY初心者かつ本気で冷房性能を追求したい方は、別の選択肢がいいと言えます。このような結論の記事を公開して良いものなのか?もし公開されたとしたら、ハピキャン編集部さんの遊び心、懐の深さに感謝致しますw。
皆さんもキャンプ(や車中泊)をとことん楽しんでくださいませ。それでは、またお会いしましょう…、