アパートを借り大麻草310株を栽培…容疑で男を逮捕「コロナで金に困った」 押収量は過去5年で最多 沖縄・石川署

 石川署は15日、うるま市石川のアパートで大麻草310株を栽培していたほか、乾燥大麻約630グラム、LSD、MDMAなどの麻薬を複数所持していたとして、大麻取締法違反(営利目的栽培・所持)と麻薬取締法違反(所持)などの容疑で、住所不定の無職の男(44)を逮捕したと発表した。県警による大麻草の押収量としては過去5年で最多。

 那覇地検は同日までに、大麻取締法違反や麻薬取締法違反の罪などで起訴した。

 逮捕容疑は2021年6月ごろから22年3月ごろにかけて、うるま市内のアパートで、営利目的で大麻草310株を栽培するなどした疑い。

 捜査関係者などによると、被告は容疑を認め「コロナ禍で金に困り、借金返済や生活費に充てるため大麻を栽培した」などと話している。大麻栽培のためにアパートの一室を借りていたほか、浦添市の倉庫や車に大麻や麻薬の錠剤などを隠し持っていたという。

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