沖縄の夏の定番スイーツ!70年近くの歴史をもつ、老舗の甘味処の「ぜんざい」

沖縄の夏は、強烈な日差しと道路の照り返しとの戦い。

長い夏を過ごす地元民に愛されてきた、冷たいスイーツをご紹介します。

中国との交流の歴史も感じさせる、シンプルでお手軽な夏の定番、「ぜんざい」ですよ。

那覇市の観光地として知られている波上宮や福州園にも近い、那覇市久米にある甘いもの屋さん、『千日』。

創業から70年近い歴史をもつ、老舗の甘味処です。

歴史を感じさせる丸テーブルの並ぶ、レトロ感のある店内。

小指で持ち上げられるくらい軽いプラスチックの椅子が、おひとり様でもリラックスできる雰囲気を作ってくれてる気がします^^

クーラーは動いてなかったけど、大きな扇風機が5台、景気よく首を振りまくっていました。

表の日差しは強いけど、気温はそれほど高くない沖縄。

店内は暑すぎず、過ごしやすいです。

メニューはシンプル!

ベーシックな「アイスぜんざい」(400円)、「いちご氷」(400円)、練乳をトッピングした「ミルク金時」(550円)、練乳といちごをトッピングした、一番豪華な「いちごミルク金時」(600円)。

今川焼(140円)、たい焼き(140円)、コーヒー(200円)と、すべて税込みでのお値段ですよ。

この日は「アイスぜんざい」(400円)をいただきました!

どーん!とそびえたつ、ふわふわのかき氷!

ぜんざいを上からかけるお店もありますが、こちらは氷の下にたっぷり、敷き詰められています。

見とれていたいけど、溶けちゃうから急いでいただきます!

ガシガシガシ…と、ふわふわの氷をスプーンで崩しつつ、お皿の底のぜんざいにひたしていきますよ。

もたついてると、すぐ溶けます。夏の沖縄だから。

ごろんごろんと、金時豆が出てきました。

白玉団子を入れてるお店もあるけど、こちらのぜんざいはあくまでシンプルに、具は金時豆だけ。

もともと沖縄では、台湾や中国本土でよく食べられている「八寶(宝)粥」とまったく同じ、緑豆と麦を使ったお菓子が食べられていて、「あまがし」と呼ばれてました。

金時豆を使うようになったのは第二次世界大戦後、アメリカ統治になってからのようです。

県内のスーパーでは「あまがし」の缶詰やレトルトが売られているので、興味のある人はそちらもお試しを!

10分足らずで、あんなに大量の氷はあらかた溶けちゃって、金時豆のスープみたいになっちゃっいましたw

ぜんざいは甘すぎず、とろみはなくさらさらしていて、小食の人でも完食できる味です。

ごちそうさまでした!

私がぜんざいを食べてる間に、男性のグループ客が3組ほど来店して、沖縄そばとぜんざいを注文していました。

温かい沖縄そばでお腹を満たし、冷たいぜんざいで体を冷やすという、沖縄の昼食として理想的な組み合わせを堪能してらっしゃると、うらやましくなりましたよ!

セルフサービスのシステムですが、男性客でもおひとり様でも訪れやすい甘味処です。

暑い沖縄を訪れて、体の中からひんやりしたいとき、ぜひ!訪れてみてくださいね。

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千日

〒900-0033 沖縄県那覇市久米1丁目7−14

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https://gohantabi.jp/okinawa

*この記事は2022年7月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:南天ぐらん

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