ロケットラボ、アメリカ国家偵察局の衛星打ち上げに成功

【▲打ち上げ直前のエレクトロン(Credit: Rocket Lab Twitter)】

ロケットラボは日本時間2022年7月13日、「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていたのはアメリカ国家偵察局(NRO)の人工衛星で、予定通りの軌道へ投入されたことを、ロケットラボCEOのPeter BeckさんがTwitterにて報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■エレクトロン(Wise One Looks Ahead「NROL-162」)

打ち上げ日時:日本時間2022年7月13日15時30分【成功】
発射場:オネヌイ射場(ニュージーランド)
ペイロード:名称不明の偵察衛星

NROL-162」は、NROが2022年内に計画している6つのミッションのうち、3番目のミッションとなります。1番目(2月)と2番目(4月)のミッションはスペースXの「ファルコン9」で打ち上げが実施され、3番目(今回)と4番目のミッションではロケットラボの「エレクトロン」ロケットが用いられます。

【▲ NROとロケットラボのミッションパッチが貼られているエレクトロンのフェアリング(Credit: Rocket Lab)】

ペイロードの詳細は非公開となっていますが、NROによると、搭載された衛星はオーストラリア国防省との協力の下で、NROが設計・製造した衛星とされています。

なお、4番目のミッションである「NROL-199」は、日本時間2022年7月22日に打ち上げが予定されています。

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文/sorae編集部 速報班

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