〝クズ役〟が話題の芸歴25年が経過した早乙女太一

日本でも大ヒットした韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメーク版「六本木クラス」がテレビ朝日系で放送され話題になっているが、劇中で俳優の早乙女太一が演じている〝クズ役〟が話題になっている。

同ドラマは、「梨泰院クラス」を日本に置き換えて翻案した、漫画「六本木クラス」を「日韓共同プロジェクト」としてリメーク。 六本木の居酒屋「二代目みやべ」店長の宮部新(竹内涼真)が、自らを絶望の淵に追いやった長屋ホールディングス会長・長屋茂(香川照之)とその息子(早乙女)に土下座をさせて罪を償わせるために、復讐を誓う。

早乙女は初回で傍若無人に振舞うドラ息子役として登場。竹内に顔を殴られ、香川からも頭を金属ネットに押し付けられるなど血まみれの熱演を見せたが、成長して第2話に登場してもそのクズっぷりは相変わらずで話題になった。

「本来ならばドラマの視聴者にすっかり嫌われてしまうような役柄だが、あまりにも見事に演じているので、ネット上では称賛の声があがるほど。今後も要所で登場することになるのでは」(芸能記者)

福岡県生まれの早乙女は、「葵劇団」の劇団員の両親のもとに生まれ、幼少期から劇団員として育ち初舞台は1995年の4歳の時。すでに芸歴は25年以上だ。

小学生の頃からビートたけしに役者として目をつけられ、たけしの北野武名義での映画監督作品に起用され、銀幕デビューは2003年公開「座頭市」。その後、2005年には「TAKESHIS'」で本人の芸名でもある、早乙女太一役を演じるなどして注目を浴び、マスコミからは「流し目王子」と呼ばれた。

2015年2月に所属していた劇団が解散、しばらくはフリーで活動していたが、直談判を経て同年7月にEXILEらが所属するLDHとマネジメント契約を結んだ。

13年にタレントの西山茉希と結婚し2人の子どもに恵まれたが19年離婚が発覚。さまざまな人生経験が演技に生かされているようだ。

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