線状降水帯に厳重警戒

梅雨前線が対馬海峡付近に停滞し、九州北部では線状降水帯が発生しました。線状降水帯は梅雨前線のすぐ南側で、前線に沿った大陸からの比較的乾いた西風と、太平洋高気圧の周辺をまわる海上からの湿った南西風の、2方向からの空気がぶつかる所で発生することが多い現象です。
九州北部は今夜にかけて、九州南部はあす朝にかけて新たに線状降水帯が発生するおそれがあり、土砂災害や河川の氾濫など命に関わるような災害に厳重な警戒が必要です。その他の西日本や東日本も日本海側を中心に、非常に激しい雷雨となるおそれがあります。避難情報も大事ですが、危険を感じたら早めの避難をお願いします。

気象予報士・益山 美保

画像について:19日午前3時の天気図と衛星画像。

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