きのう(18日)夜からの大雨…。広島県内ではピークは過ぎましたが土砂災害にもうしばらく警戒してください。
きのう(18日)夜から、県内には発達した雨雲が次々と流れ込んだ影響で西部や北部を中心に大雨となっています。局地的には雷を伴った1時間30ミリ以上の激しい雨を観測したほか、午前11時までの24時間雨量が西部や北部の山沿いでは150ミリを超え、一部では200ミリに達した所もあります。
坂本可織記者
「このように土砂が、高い位置から住宅のそばまで崩れ落ちています」
警察や消防によりますと広島市安佐北区可部町では午前4時ごろ、住宅裏の法面が崩れ、用水路が埋まって水が溢れ、2世帯が床下浸水…。
付近の住民が自主的に集会所に避難したということです。
また、広島市安佐南区伴東では午前6時過ぎ、住宅の裏山が横2メートル、縦3メートルほど崩れたということです。
いずれもけがなどの被害はありませんでした。
交通の影響です。
JR西日本広島支社によりますと、現在、福塩線、芸備線のご覧の区間で始発から運転を見合わせています。このうち芸備線については再開の見通しは立っていないということです。
呉線は午後0時に全線で運転を再開しています。
発達した雨雲のエリアは全体的に南下しているため、県内の強い雨のピークは過ぎましたが、もうしばらく土砂災害に警戒するとともに浸水や河川の増水にも注意してください。