宮古島海保の巡視船が実弾を誤射 陸地側に向け20ミリ機関砲8発 市伊良部の長山港で点検作業中 被害の報告なし 

 宮古島海上保安部は19日、停泊中の宮古島海上保安部所属の「巡視船しもじ」に搭載された20ミリ機関砲を誤って陸地側に向け、少なくとも実弾8発を発射したと発表した。これまでのところ、誤射によるけが人や被害の報告は入っていない。

 宮古島海保によると、19日午前11時10分ごろ、宮古島市伊良部の長山港で、訓練に向け巡視船しもじの20ミリ機関砲の点検作業を行っていた際、誤って実弾を続けざまに発射したという。同海保が点検にあたっていた職員らに話を聞くなどし、発射の経緯や原因を詳しく調査している。長山港の陸地側には県道があるほか、やぶや畑が広がる。【関連記事】
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