<高校野球千葉大会>「ノーサイン野球」貫いた夏 翔凜の主将と監督語る

<高校野球>“ノーサイン野球”で自分たちの考える野球を…翔凜の主将と監督語る

 7月18日に千葉県総合スポーツセンターで行われた【翔凜 vs 習志野】の対決で、翔凜は4-5と、惜しくも1点差での敗退となりました。

 2022年春からは自分たちで“考える”野球、「ノーサイン野球」を貫いた翔凜。

 そんな翔凜の先頭に立ってきた主将・林選手は―

翔凜 3年 林悠雅 主将
「緊張感をもってやれてすごく楽しかったんですけど、悔いが残ります」

 当日の会場では、翔凜へのエールや熱い歓声が響いていました。
 応援してくれた人たちに対して、林選手は「自分たちの力になりました」と語ります。

翔凜 3年 林悠雅 主将
「(今、一番の想いは)両親に『野球をやらせてくれてありがとう』と言えていないので、それを言いたいです」

 監督は、林選手について「キャプテンの姿勢がなければ、ここまでチームがひとつにならなかった」と話していました。

チームをまとめたことについて、林選手は―

翔凜 3年 林悠雅 主将
「最初はなかなか上手くいかないこともあったんですけど、強く言うのは自分しかいないと思って、ここまでやってきました」

 最後に林選手は、これから林選手たちの意志を継ぎ、甲子園を目指していく1・2年生について、メッセージを残しました。

翔凜 3年 林悠雅 主将
「自分たちの代からやってきたものというのは、とても大事だと思いますし、1年生はもっと可能性を秘めていると思うので、頑張ってほしいと思います」

 また、「ノーサイン野球」の取り組みについて、五十嵐監督は選手たちの変化を語りました。

翔凜 五十嵐辰也 監督
「最初は戸惑って、いろんな失敗も重ねてきたんですけど、見ていただいたような試合ができるまでに成長しました。私は全く口を出していないので、方針についてだけ話をして。強豪校相手によく臆さず、チャレンジしてやってくれたと思います」

 五十嵐監督は、最後に3年生へのメッセージを送りました。

翔凜 五十嵐辰也 監督
「本当によくついてきてくれた。彼らの姿を後輩たちは見ていると思うので、“勝利の伝統”がまたひとつできたかなと。新しい学校なので、彼らが築いてくれたものは大きい。ありがとうの一言です」

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