岡山市立小中学校で終業式 楽しい夏休みに期待

担任教諭から通知表を受け取る吉備小の児童

 岡山市立小中学校のほとんどで19日、1学期の終業式が行われた。児童、生徒は通知表を受け取って4月からの学習を振り返り、旅行や海水浴といった楽しい夏休みの予定に期待を膨らませた。

 吉備小(北区庭瀬)では新型コロナウイルス感染症対策で体育館に集まることなく、校内のテレビ放送で実施。各教室で聞く全校児童約1350人に向け、高山学校長は「新型コロナ、熱中症、交通事故に気を付け、夏休みを元気に過ごして」と呼び掛けた。今夏から宿題などの家庭学習でもタブレット端末を活用することとし、担当教員が取り扱いの注意点を説明した。

 1年7組の教室では、担任の田原恭子教諭が一人一人に初めての通知表を手渡した。男児(6)は「1学期に算数を頑張って引き算ができるようになった。休みの間に海に行って泳いだり砂遊びをしたりするのが楽しみ」と話した。

 市教委就学課などによると、大雨警報が出た影響で北区御津、建部地区の5小学校と2中学校は休校となり、この日の終業式を見送った。

 2学期の始業式は中学校が8月25日、小学校が同29日に行われる。

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