岸田総理が若い世代に「ワクチン接種を」呼び掛け

 岸田文雄総理は18日、10代~30代の若い世代で新型コロナウイルス感染症が急増しているとして「ワクチンの3回目の接種を重ねてお願いします」と接種への協力を呼び掛けた。

 岸田総理は「現在お住まいの場所でも、帰省先でも接種できます、積極的にご検討ください。現在、10代から30代など若い世代を中心に感染者が急増しています。若い世代の約8割の皆さんが2回目接種を終えていますが、3回目の接種率は3割から5割台にとどまっています」接種率の低さをあげて、呼び掛けた。

 岸田総理は「若い方であっても、重症化したり、倦怠感などの症状が長引いたりする可能性があります。3回目のワクチン接種は自身を守るだけではなく、家族、友人、高齢者など大切な方を守ることにもつながります。ご理解とご協力をお願いいたします」と接種を受けるよう要請している。

 3回目の接種は2回接種を終えた12歳以上のすべての人を対象にしている。厚労省によると、3回目の接種率は7月11日現在で、70歳代以上は9割超え、60代も8割超えになっている。一方で12~19歳は31.6%、20代は46.4%、30代で50.1%にとどまっている。(編集担当:森高龍二)

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