純心女子と長崎南山が教育連携 共同でイベント開催へ

教育連携の趣旨に賛同し「ともに高め合う」と宣言する生徒たち=長崎市、長崎南山学園

 長崎市の純心女子学園(山田幸子理事長)と長崎南山学園(西経一理事長)は17日、教育連携に関する覚書調印式を長崎市上野町の長崎南山学園で開いた。今後、さまざまイベントなどを共同で開く。
 純心女子学園の純心中・純心女子高は女子校、長崎南山学園の長崎南山中・高は男子校。両学園によると、共生と多様性を尊重する価値の醸成が求められるようになったため、異性間の共同や異文化交流の機会を設けるという。一方で長年培ってきた男女別学教育の良さは維持していく。
 共同企画として、30日に「平和についての理解を深めよう」をテーマにしたワークショップ、8月9日に駐日アゼルバイジャン大使による講演会、同11日に文化部発表会をそれぞれ合同で開く。このほか両校にきょうだいが在学する場合の奨学金給付制度なども設けるという。
 式典には両校関係者約100人が参加。両学園の理事長が覚書に調印した後、両中・高の生徒代表4人が「教育連携の趣旨に賛同し、互いに協力、認め合い、ともに学び、高め合い、両校の発展のために努力する」と宣言した。


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