『いぶし銀焚き火台』が超絶カッコイイ! 文字抜きカスタムで自分だけのオーダーメイド無骨ギアをGETしよう

筆者撮影

「“無骨”という文字を具現化したらこの焚き火台になるんじゃないか?」と思うほどの無骨な焚き火台が彗星の如く登場! さらに、文字抜き変更オプションを付ければ、世界にひとつだけのオリジナル焚き火台に変身。アウトドアイベントで一目惚れし即決購入した筆者が『いぶし銀焚き火台』を隅から隅までご紹介します。

『いぶし銀焚き火台』は名古屋市発の溶接加工企業「伊藤工業」が生み出したギア

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キャンプギアを頻繁にチェックしている人でも、『いぶし銀焚き火台』の存在を知っている人はまだ少ないのではないでしょうか?

それもそのはず!

『いぶし銀焚き火台』は、愛知県名古屋市で溶接加工・製罐(せいかん)業を営む『株式会社 伊藤工業』の工場から生まれたばかりの鉄製の焚き火台で、キャンプギアメーカーとしてはまだ歴史が浅いのです。

しかし、キャンプギアメーカーとしての歴史は浅くとも、溶接加工の歴史はなんと40年以上。知識と経験を積み上げたプロ集団が作っているので、焚き火台の完成度の高さにも頷けます。

鉄製だと錆が気になるところですが、錆止めは耐熱塗料と兼用になっているので、しっかりとメンテナンスをすれば長年使い続けることが可能なようです(ただし、濡れたまま放置すると錆が出てきてしまうので、必ず乾燥させてから片付けましょう)。

金属加工のプロフェッショナルが作った「いぶし銀焚き火台」のスペック

まずは「いぶし銀焚き火台」の各サイズのスペックを紹介します。

いぶし銀焚き火台(大)スペック

  • サイズ:長さ45cm×幅26cm
  • 付属の五徳は5本
  • 重量:約7.3kg(下の台含む)
  • 価格:7,800円(税込み)

いぶし銀焚き火台(中)スペック

  • サイズ:長さ35cm×幅26cm
  • 付属の五徳は4本
  • 重量:約6.2kg(下の台含む)
  • 価格:6,800円(税込み)

いぶし銀焚き火台(小)スペック

  • サイズ:長さ25cm×幅26cm
  • 付属の五徳は2本
  • 重量:3.5kg(下の台含む)
  • 価格:5,800円(税込み)

どのサイズも、焚き火台と焚き火台を乗せる受け台と五徳がセットになっています。焚き火台用の収納袋は付属されていませんが、革製の収納袋が別途5,800円(税込み)で販売されていますので、あわせてチェックするのがおすすめ。

また、注文が一定数入ると一旦「SOLD OUT」の表示になりますが、製造が追いついてきたらまた受注可能になりますので、欲しい方は随時サイトをチェックするといいでしょう。

商品代の他に別途送料がかかりますので、その点は注意が必要です。

魅力① 文字抜きオプションを付ければ一生モノのオリジナル焚き火台が手に入る!

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筆者がいぶし銀焚き火台に惚れ込んだ理由として、このかっこいい焚き火台に、オプションで自分の希望する文字を抜き文字にすることができるというところがあります。

写真でもおわかりいただける通り、「WOLF TRIBE」という文字抜き部分は筆者のリクエストしたもの。

このオリジナリティ感だけでも「エモすぎる♪」のですが、エモいポイントはこの見た目だけに留まらないのです。

焚き火台から落ちる灯りがエモい! 他人とギアが被るのが嫌な人におすすめ

筆者撮影

焚き火台から落ちる影まで愛おしく楽しめるのがこの文字抜きオプションのいいところ。

この影を見たとき、ワクワクとウキウキが止まりませんでした。

写真では太陽光からの落ちた抜き文字ですが、焚き火の灯りも抜き文字で光が落ちるんです。この特別感をみんなにも味わってみてほしいと心から思いました……!

『いぶし銀焚き火台』の標準デザインでは「ITO KOUGYO」が抜き文字で入るのですが、1,500円(税込み)でオプションを購入することで、抜き文字の変更が可能です。

五徳の差し込み溝の数も自由に変更可能!

五徳の差し込み溝の数も変更可能なので、ご自身の使い方に合わせてオーダーしましょう。

焚き火台用五徳は標準の他に、高さ+5センチ用のものと、高さ+10センチ用の物が1本500円(税込み)で別途販売されており、必要な本数分追加購入できます。

筆者も五徳を置く場所をカスタマイズしています!

魅力② 薪や炭の燃焼効率が驚くほど良い!

焚き火台ですから、空気の通り道がしっかり確保できて、薪が上手に燃えてくれないと意味がありませんよね。

その点、この『いぶし銀焚き火台』は空気の通り道がしっかり確保されており、薪でも炭でもきちんと燃えてくれます。

筆者撮影 ※側面の鉄板の設置を裏表間違えてしまっています……。みなさんも設置の際は気をつけましょう!

薪を置く台の下に、空気の通り道があるのがご覧いただけると思います。

他にも、抜き文字や両サイドからも空気が入る仕様になっていますので、構造上、薪や炭が燃えやすい焚き火台と言えます。

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燃焼効率が良いということは灰が出やすいのですが、灰は焚き火台本体から下の灰受けトレーに落ちやすく作られており、灰が溜まって燃焼効率が落ちるということはありませんでした。

魅力③ こんなに無骨で個性的なのにお手頃価格!

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どこを見ても頑丈で、丁寧な職人仕事で作られた『いぶし銀焚き火台』は、ガシガシ使っても全く歪みも壊れもしない、一生使える焚き火台だと思います。

にも関わらず、大サイズでも7,800円(税込み)という衝撃的なお手頃価格は魅力以外の何者でもありません。

なぜこんなにお手頃価格なのか不思議に思い、伊藤工業さんにお伺いしてみたところ、「なるべく低価格でしっかりしたキャンプ道具を使っていただき、キャンプ自体を末永く楽しんで欲しい」というコンセプトで作られているからだそうです。

キャンプはギア一式を揃えるだけで金銭的負担がかかるものですが、一生使えてお手頃価格なギアが手に入るなら、焚き火台の買い替えを考えている人にも、新たにキャンプを始める人にも心強いですよね。

登山キャンパー・バイクキャンパー・徒歩/電車キャンパーにはおすすめできません

筆者はオートキャンパーで、「ギアの重さも含めて愛おしい!」と感じるタイプなので気になりませんが、『いぶし銀焚き火台』は決してコンパクトで軽いギアではありません

筆者が購入した『いぶし銀焚き火台(大)』は、7.3キロほどあります。

軽い焚き火台から買い替える人であればその重さに戸惑うかもしれませんが、焚き火台を使用した後に灰捨て場まで運ぶのは焚き火台の下部にある灰受けトレーだけなので、重さが気になるのは車からの積み下ろしの時だけかな?と思います。

とは言え、ギアのコンパクト化・軽量化にこだわりのある方や、登山キャンパー、バイクキャンパー、電車や徒歩でキャンプに向かう方にはおすすめできませんので、ご自身のキャンプスタイルに合わせてしっかり選んでくださいね。

焚き火はMUSTではなくMORE! 『いぶし銀焚火台』を使う前に焚き火のルールをおさらいしよう

「焚き火からキャンプブームが始まったのでは?」と思えるほどに、テレビ番組やメディアでも焚き火を取り上げることが増えていますが、焚き火をしてはダメな状況もあります

せっかくお気に入りの焚き火台を見つけても安全に焚き火ができなければ意味がありませんので、安全に焚き火を楽しむために、改めてルールを確認しておきましょう!

筆者はいつも、以下のルールを意識して焚き火を楽しんでいます。

【焚き火のルール】

  • 引火しやすいもの(テントやタープやガイロープも含む)の近くで焚き火をしない
  • 風がある時は焚き火をしない(乾燥注意報の出ている時も要注意)
  • 直火OKのキャンプ場でもなるべく焚き火台を使用する
  • 焚き火シートは指示されていなくても必ず使う
  • 万が一に備えて消火剤を用意しておく

焚き火は究極の癒しの時間ですが、必ずやらなくてはならないことではなく、「できたらラッキー!」程度に考えておきましょう。

「キャンプには焚き火がマスト」という考えが浸透してしまっており、最近も焚き火から延焼して広範囲の芝を燃やしてしまったという事例がニュースになっていました。

お気に入りの焚き火台を使いたくなる気持ちはよくわかりますが、やらないという選択をするときもある、ということをしっかり頭に入れておきましょうね

「無骨」を形にしたような『いぶし銀焚き火台』は自分だけのオーダーメイドギア

筆者撮影

お気に入りの焚き火台で焚き火を眺める。焚き火に照らされたお気に入りのギアを眺める。幸せが溢れる時間です

『いぶし銀焚き火台』は、文字抜きカスタムをすることで世界にひとつだけのオーダーメイドギアに変身。キャンプの主役ギアのひとつでもある焚き火台だからこそ、こだわりたいですよね。

みなさんも、まるで「無骨」という言葉を形にしたような『いぶし銀焚き火台』で焚き火を楽しんでみませんか?

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