新型コロナワクチン8600回分を廃棄 保管庫の電源切れで温度上昇=静岡・小山町

静岡県小山町は、新型コロナワクチンの保管庫の電源が切れ、約8600回分が使えなくなり廃棄したと発表しました。

小山町によりますと、健康福祉会館1階にあるワクチン保管庫で、過電流によりブレーカーが落ち、電源が切れました。予備バッテリーも使い切り、7月19日午前8時半ごろ、職員が発見した時点で庫内の温度は20度まで上昇していたということです。

ファイザー社製のワクチン7506回分や子ども用ワクチン900回分など、あわせて8646回分が廃棄となりました。

小山町は、21日以降にファーザー社製ワクチンを接種する予定だった80人に事情を説明し、モデルナ社製に変更できるか確認をしています。

子ども用ワクチンを使う予定は、今のところなかったということです。今後は、休日も保管庫を確認するなどして再発を防止するとしています。

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