ことし4月、広島市の川で5歳の保育園児が死亡した問題で、有識者による3回目の検証委員会が開かれました。
この問題は、ことし4月、広島市西区にある市立保育園近くの川で5歳の園児が倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されたものです。園児は、植え込みのすき間を通って園の外に出た可能性が指摘されています。
広島市は、植え込みの部分に高さ180センチのフェンスを年内に設置する方針です。3回目の検証委員会では、フェンスを作っても子どもが外に出る可能性があるため、きちんと見守りができる環境をいかに作るかを中心に議論しました。
委員からは、「保育士同士の連携に課題があった可能性も考えられる」といった意見が出されたということです。
検証委員会 山田浩之委員長
「これからできるだけ具体的な対策、どのように安全な保育体制を実現していくかという対策について今後、検討していきたい」
検証委員会は、この秋をめどに報告をまとめる予定です。