飲酒運転の根絶を!海の家でも新たな工夫が。北海道で夏の交通安全運動が開催 | みんなのチカラで交通安全プロジェクト

夏の交通安全運動北海道が7月13日(水)~22日(土)まで実施されています。今年の運動は、飲酒運転の根絶、バイク・自転車の交通安全防止、スピードダウンと全席シートベルト着用、子どもと高齢者の交通事故防止の4つに重点が置かれています。初日の13日(水)は2014年に小樽市で3人が死亡、1人が重傷を負うという悲惨な飲酒運転によるひき逃げ事件が発生した日にあたることから、道では北海道飲酒運転の根絶に関する条例で「飲酒運転根絶の日」と制定しています。

ー北海道警察の警察官

「事故から8年が経ちましたが、飲酒運転、飲酒がからむ交通事故が相次いでいます」

警察は検問とあわせて海水浴場をまわり、飲酒運転の根絶を呼びかけました。

ー富永誌衣那記者

「事件があった現場の近くでは検問が行われています」

またドライバーには飲酒しないよう、あえてこんなものを配りました。

ー北海道警察の警察官

「こちらノンアルコールビールです」

一方、「海の家」も今年から新たな対策に乗り出しました。

ードリームビーチ協同組合 深井静枝理事長

「ドライバーの方に、駐車場に入った段階でブルーのバンドをつけていただく。コロナ規制も緩和してきて気も緩みがちな時期なので、対策を強化させてもらっています」

ブルーのバンドをつけることで運転手だと一目でわかるようにして、店側がアルコール類の提供を防ぎやすくする狙いです。

また、札幌市のかでる2・7ホールで、「飲酒運転根絶の日」決起大会が開催されました。交通事故で家族を失った子どもたちを支えてきた交通遺児育英会の石橋健一理事長はこう呼びかけています。

ー交通遺児育英会 石橋健一理事長

「お父さんお母さんが事故にあわれて、進学が難しい状況になるお子さんが、そういう事故によって生まれるということを、それぞれの方が強く認識していただくことが、交通安全の推進に役立っていくと思います」

HTBは今年25周年を迎えたマスコットキャラクター、onちゃんの活動を通じて社会貢献したいと、今年度から交通安全の啓発を図る「みんなのチカラで交通安全プロジェクト」を展開しています。交通事故は誰かひとりが気を付けていても起こってしまいます。「交通安全」はみんなのチカラで生まれるものです。歩行者、自転車、車などそれぞれの立場で気を付けて安全な道をみんなのチカラでつくりましょう。

© HTB北海道テレビ放送株式会社