SkyDrive、TCMと空飛ぶクルマの材料適合性試験を開始。2025年サービス開始を目指した軽量化

SkyDriveは、開発中の2人乗りエアモビリティ「SkyDrive式SD-05型機」において、東レ・カーボンマジック株式会社(以下:TCM)が自動車や航空宇宙業界等の業界向けに提供する高度な炭素繊維強化プラスチック(以下:CFRP)を使った、材料適合性試験を開始した。同テストは空飛ぶクルマの仕様の型式証明取得に向けたもの。

SkyDriveは、2025年に大阪ベイエリアにて、型式証明申請中のSkyDrive式SD-05型機を利用したサービスの開始を目指している。開発には機体の軽量化が最重要で、TCMが保有する「軽くて・強い」CFRPが極めて有効である事が判明した。

CFRPは、プラスチック(樹脂)を母材とし、炭素繊維(カーボンファイバー)を強化材として加えたもの。炭素繊維には、高剛性、高強度といった特長以外に「導電性・耐熱性・低熱膨張率・自己潤滑性・X線透過性」を兼ね備えており、軽量化・大型化・小型化・省エネ化など、様々な用途で幅広く使われているという。

各社コメント

東レ・カーボンマジック株式会社 代表取締役社長・奥明栄氏

当社がレーシングカー開発で培った軽量化技術、空力技術が「空飛クルマ」でご活用いただけることを嬉しく思います。今後、さらに飛行に求められる要素技術開発にも積極的に取組み、SkyDrive様とともに未来社会に向け、邁進してまいります。

株式会社SkyDrive 代表取締役CEO・福澤知浩氏

東レ・カーボンマジック様の高度な炭素繊維強化プラスチックは、当社の二人乗り機体「SD-05」には欠かせない要素です。今回の「材料適合性試験」を端緒に、今後も軽くて強い「空飛ぶクルマ」の機体構造開発を一緒に推進し、エアモビリティ社会の実現を目指してまいります。

▶︎株式会社SkyDrive

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