エムケイ、現代自動車のEV50台をタクシーに導入 2025年に比率30%へ

エムケイが導入するヒュンダイの電気自動車「IONIQ5」

 タクシー大手エムケイ(京都市南区)は20日、韓国自動車大手、現代自動車の電気自動車(EV)「IONIQ5(アイオニックファイブ)」を8月に初めて導入し、2022年度中に計50台まで増やすと発表した。タクシー車両のEV化を加速し、温室効果ガス排出削減など「脱炭素」で差異化を図る。

 同社は導入理由について、後部座席スペースなど「車内空間の快適さを評価した」(経営企画部)としている。

 エムケイは現在、日産自動車のEV「リーフ」18台をタクシーで運用し、保有車両に占めるEVの比率は2%となっている。現代自動車のEV導入により、比率は一気に7.5%に高まる。25年には30%まで引き上げる目標で、22年度中に営業所への急速充電器の設置を広げる。

 現代自動車は今年2月、日本市場に12年ぶりに再参入した。IONIQ5の価格は479万~589万円。

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