高校野球の第104回全国選手権京都大会。21日にベスト8を懸けた試合に挑む福知山成美の左腕・谷口天誠をグローズアップする。
苦杯をなめて教訓を学んだ。そこから手に入れた冷静な判断力で成長の証を披露する!
谷口天誠(福知山成美)
たにぐち・てんせい/3年/投手/179㎝、73㎏/左投左打
スリークォーターから角度のあるストレートと切れ味抜群のスライダーやフォークなどを投げるプロ注目左腕。今春の府大会では準々決勝の京産大附戦で2回を投げてアウト6つを全て三振で奪うなど、奪三振能力の高い投手だ。
昨秋は近畿大会出場を懸けた準決勝の京都国際戦で「落ち着くこともなく、投げ急いでしまった」とサヨナラ負け。これが良い教訓になったと話す。
「あの試合からどんな場面でも常に冷静になることができました。成長に繋がった良い負けだったと思います」
この夏は成長した姿を見せる大会にするつもりだ。