<新型コロナ>さいたま市で過去最多1891人感染 越谷の2医療機関でクラスター 埼玉で4811人感染

埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは20日、4811人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。6月28日以来、22日ぶりに前週の同じ曜日を下回った。感染者の内訳は、県発表2441人、さいたま市1891人、川口市175人、川越市77人、越谷市227人。死者は確認されなかった。

 累計感染者は63万5283人(チャーター便帰国者含む)、死者は1669人(20日午後7時現在)。

 19日夜時点の重症者は8人、感染者の入院は752人、ホテル療養877人、自宅療養3万6902人。退院・療養終了は58万6654人。

 県管轄で詳細が判明したのは、未就学児~90代の男女2441人。うち、みなし陽性者は39人。クラスター(感染者集団)関連は16件で、新たに小中高校2校で10人が感染した。会食で感染が疑われるのは未就学児~70代の男女27人。ワクチンを4回接種していた50~90代の男女13人、3回接種していた10~90代の男女635人、2回接種していた未就学児~70代の男女429人が感染した。

 県教育局によると県立学校34校で学年閉鎖3件、学級閉鎖37件があり、児童生徒107人の感染を確認。多くの学校では20日が終業式だった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女1891人。今月16日の1397人を大幅に上回り過去最多を更新した。40~90代の男女16人が中等症。

 川口市によると、新規の感染は10歳未満~90代の男女175人。

 川越市によると、未就学児を含む10歳未満~80代の男女77人の感染を確認した。みなし陽性者は5人。

 越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女227人。クラスター関連では市内医療機関2カ所で計45人、障害者施設で13人の感染が判明した。

© 株式会社埼玉新聞社