全国的に厳しい暑さ続く 北海道に高温に関する情報も 気象庁1か月予報

 

気象庁は21日(木)、向こう1か月(7/23~8/22)の天候の見通しを発表した。全国的に暖かい空気に覆われるため、向こう1か月の気温は高い見込み。北日本は期間のはじめに、気温がかなり高くなる所がありそうだ。高気圧に覆われやすいため、向こう1か月の降水量は、沖縄・奄美で平年並みか少ない見通し。

 1週目(7/23~7/29) 北日本は、天気は数日の周期で変わるが、高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多い見込み。気温は北・東日本と沖縄・奄美で高温傾向で、北日本はかなりの高温となる所がありそうだ。 2週目(7/30~8/5) 北日本は1週目と同様、平年に比べて晴れの日が多い見込み。東日本の日本海側も高気圧に覆われやすく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。気温は、北・東・西日本で高温傾向が見込まれる。

 3~4週目(8/6~8/19) 全国的に高温傾向。東・西日本と沖縄・奄美は、平年と同様に晴れの日が多い見込み。

高温に関する情報

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁HP

 北海道は25日(月)ごろまで平年並みの日が多いが、その後は暖かい空気に覆われやすいため高い日が多く、特に太平洋側は27日(水)ごろからかなり高くなる可能性がある。このため、札幌管区気象台は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物や家畜の管理等に注意するよう呼びかけている。熱中症対策など、健康管理にも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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