「きもの装い」の世界大会で入賞 みなべの2人

留め袖の部2位の早川明由美さん(左)とカジュアルの部3位の瀧川亮子さん

 着物の着装技術などを競う「日本の心と美の祭典 きもの装いコンテスト」の世界大会が先ごろ東京都であり、留め袖の部で早川明由美さん=和歌山県みなべ町北道=が2位に、カジュアルの部で瀧川亮子さん=同町西本庄=が3位に入賞した。

 大会には関東、関西、中国・四国など全国7地区から予選を勝ち抜いた93人(振り袖の部28人、留め袖の部22人、カジュアルの部25人、子供の部14人、外国人の部4人)と学校対抗(3人一組)の部に12校が出場した。

 出場者は鏡を見ないで舞台に立ち、一人でいかに美しく装えるかを競った。容姿や立ち居振る舞い、言葉遣い、「きものを通した私の使命」の題の作文も審査の対象になった。

 早川さんと瀧川さんは「装道礼法きもの学院」(本校・東京都)の分院講師の輪島久子さん=上富田町南紀の台=に師事。輪島さんは「コロナ禍の中、無事出場できたことに感謝する。2人は5月にきものコンサルタントの資格を取得し、指導者として歩み始めている。日本の伝統文化をさらに学び精進することを願っている」と話している。

 「2023年 全日本きもの装いコンテスト」の関西大会が12月18日、和歌山市七番丁の和歌山城ホールで開かれる。出場希望者は輪島さん(090.1894.9680)へ。

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